大学では「高齢者への運動指導」というゼミに入り、アルバイトでは市民体育館のジムで高齢者を中心にマシンの使い方などを教えていました。そのため高齢者と接するのは好きであったものの、いざ働くとなると「職場に馴染めるか」「仕事を覚えられるか」などの不安はありました。しかし、それも最初のうちだけ。入社し早い段階でレクリエーションを企画する機会をいただき、私は学生時代のサッカー経験を生かしてリフティングを披露。先輩職員のご協力もありとても盛り上がりました。自分の特技でコミュニケーションをスムーズに取れるようになりご利用者様と打ち解け合い、環境に慣れるまでに時間はかかりませんでした。

このレクリエーションのように様々な場面で私の不安を和らげているのは先輩の存在です。今でも変わらず手厚いサポートにはとても助けられています。例えば、ご利用者様の介助をする際には左右の筋力のバランス、立ち上がりの癖など細かい情報を教えてくれたり、私が実践した際には丁寧にフィードバックしてくれます。また、上司は私の体調にも気を配ってくださり、「身体がきついときは遠慮なく休んでいいよ」と声をかけてくれます。周りの先輩や上司がそれぞれのかたちで従業員のことを気にかけてくれるので、安心して仕事に取り組むことができます。入社時の「職場に馴染めるか」「仕事を覚えられるか」などの不安は、いま思えば全く心配する必要はありませんでした。